ハウステンボス美術館「版画に見る印象派」展

7月末に行って以来だから、約3ヶ月ぶりにハウステンボスへ行ってきた。

現在ハウステンボス美術館では「版画にみる印象派」展が開催中。

印象派は好きだけど、版画ではあの色彩は表現できないだろうしなあ、と思いつつも、行ってみることに。

パンフレットはなぜか7種類も、1枚に2点ずつの絵の部分が全部別で、切り取ると絵葉書として使えるようになっている。これはけっこういいサービスだな

まずはコローの版画がお出迎え。

コローって印象派の画家ではないはずだけど、印象は関連の展来会では最初あたりで見かける確率がけっこう高い。印象派の先駆という位置づけなんだろうか。

さすがに版画ではコロー独特の空気の澄んだような色彩表現は見られないが、まずは好きな画家からはじまってなんだかいい感じ。

次は印象は、ではなく、バルビゾン派。

ミレーはけっこう種類が多く、「種まく人」や「落穂ひろい」といった傑作の版画版が見ることができる。ミレーはそんなに好きじゃないんだけど、なぜか油絵より版画でみるほうが好印象。油絵だと重苦しさがうっとうしく感じることがあるのだが、版画だとそれがない。

1階はそのあと、ラトゥールの幻想的な版画作品や、緊迫した構図と緻密な表現が印象に残る静物画「扉の上部」のブラックもんの作品などが。「印象派」の作品は2階以降。

登ってすぐには、まずセザンヌが。セザンヌの版画作品はわずかしかないらしい。「大水浴」を思わせる「水浴の男たち」がちょっと印象に残る。

マネは「オランピア」の版画版が。それほどいいとは思わないが、小冊子の挿絵として作られたものだとか。むしろ「死せる闘牛士」の荘厳な雰囲気が白黒の版画の雰囲気とマッチして印象的。

好きな画家では、ドガも一品だけ。肌の質感の表現が、従来のパステル画とはまた一味違って面白い。

ルノアール なんか、あのふんわりとした色彩は版画とは対極にあるのでは、という気がしていたのだが、「カラー・リトグラフ」という技法があるんですね。「帽子のピン止め」は見るからにルノアールらしい作品。版画とはいえいろんな表現技法があるんだなあ、と。

2階の第2室以降はあまり有名でない画家が多いが、その中にルドンの作品が。仮面?の視線がミステリアスな「黒い峰」、瞑想的な静寂感が緊張を醸し出す「老騎士」どちらも印象的。

締めのロートレックまで、予想以上の充実感。期待してなかった分、得した気分。

図録まで買ってしまったので(2300円)予想以上の出費になったのは痛かったけど(汗)


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ハウステンボス美術館

長崎県佐世保市ハウステンボス町1-1 パレスハウステンボス内
園内巡回バススパーケンブルグバス停徒歩3分
営業時間 9:00~17:00
定休日 不定
入館料 500円(チューリップモーレン会員無料)

版画に見る印象派「陽のあたる午後、天使の指がそっと」

2007/09/29(土)~2007/11/18(日)
会場:ハウステンボス美術館 (パレス ハウステンボス内)
開館時間:9:00~ 18:00(入館17:00まで)

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