大橋　喫茶「手音」

トリエンナーレを見終わったものの、時計を見るとチェックインにはちょっと間がある。

どうしようかな、と思いつつ、思い出したのは

福岡に行く前

喫茶ジジで見せてもらった本「福岡喫茶散歩」（小坂章子著　書肆侃侃房 ）

ジジさんのオススメで、本に載っていた写真も印象に残ったお店が「手音」と言うお店。

場所がなあ、と思っていたが、時間的には行って見るのにちょうどいい。

西鉄の100円循環バスで天神に戻り、西鉄福岡駅から急行列車にのって2駅。

後にジジで「場所分かりました？」と聞かれたけど、ちゃんとたどり着きましたとも。思いっきり遠回りしたけど（＾。＾ゞ

一瞬見逃してしまうような小さな路地。しかも看板が分かりにくい。すごく洒落てるんだけど。あぶなく見過ごすところだった。

こじんまりとした店内は、木製のカウンターとテーブル席が数席。

カウンターに腰掛け。ブレンド2種のうち、深煎りの「薫」を注文。

ここもまたネルドリップ。

写真撮り忘れた（＾＾；　文章だけで申し訳ないけど。カップはロイヤルコペンハーゲン、前にＭｙコーヒーで飲んだときの物と同じものでした。

味わいは、深煎りらしく、コクがあり、ほのかに苦味がありながらも、あと口はすっきりとした端正な味わい。

美味い、の一言。

落ち着いた雰囲気の店内は、無駄なものが何一つない、と行った感じ。

カウンターの奥も本当に必要なものがあるべきところに納まっている、といった感じで、雑然としたところがまったくない。几帳面なマスターさんなんだろうな。

かといって息苦しさもなく、ほんと落ち着く雰囲気。お客さんは自分以外いなかったが、途中で珈琲豆を買いに来たお客さんが。自家焙煎の珈琲豆の販売も行っているようです。

大橋は福岡のベッドタウン。観光スポットなどはないし、旅行者にはあんまり縁のないところなんだけど。あえて一杯のコーヒーのために電車にのって足を伸ばすというのも、なかなか乙なもの、かな？

コーヒーが好きなら行ってみる価値、大有りです。

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