すずらんのとうふフロマージュ

瀬戸越町、佐世保工業高校前、松浦鉄道踏切そばにあるケーキショップ「すずらん」

店のくたびれっぷりは相変わらず。

万徳町の岡村製菓、相浦町の「小松製菓」と匹敵する佐世保三大おんぼろケーキ屋（苦笑）

それほど店の前も飾り立ててないので、近くまで行かないと営業しているのかどうか分からないが、ちゃんと営業していた。

味は前回食べた「あずきあん生ロール」で実証済み。今回買ったのは

豆腐フロマージュ（294円）

店の雰囲気からはオーソドックスなショートケーキとかしか置いてなさそうな感じがするが、実際は前回の和風ロールとか、このケーキとかひと工夫されたもの、ヘルシーな感じのものが多い。

表面のフィルムはしっかり固定してある。どうやらこれははずさずに、そのまま掬って食べるようだ。

果物の下はチーズケーキ、一番底がスポンジ、という、よくある構造。

チーズケーキは名前の通り豆腐が使ってあるのだろう、あまりチーズは強くなく、ふわふわした食感。

で、もっとも特徴的なのは、チーズケーキそれだけを食べてみると、甘味がほとんどないこと。

逆にスポンジには、しっとりとシロップが含まされていて、かなり甘い。

食感が特徴の甘くないチーズケーキを触媒に、甘酸っぱいフルーツとふわふわチーズのコラボ、シロップの甘味を含んだスポンジとふわふわチーズのコラボ、異なる2つのコラボレーションが味に奥行きを作り出している。。

美味しいし、面白いなあ。普通チーズケーキの底のスポンジの部分って、作るときの構造的な土台にすぎない、というか、味に関してはそれほど影響を与えてない、ある意味、なければなくてもいいのでは、というようなケースが多いが、これはケーキの味を形作る上でしっかりと役割を持たされている。こういう使い方もあるのか。ちょっと目からウロコだった

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ケーキショップすずらん