福岡行2日目は、福岡市美術館の『アールデコ展』へ。
夏休み中とはいえ、なかなかの賑わい。小金もってそうな年配の女性が多い印象。
僕はといえば、アールデコとアールヌーヴォーの区別すらつかない。というか、一緒だと思っていた(汗) まあアールデコって柄でもないけど、お勉強も兼ねて。
アールデコは時代でいえばアールヌーヴォーよりあと、第一次世界大戦後に起きた芸術的潮流らしい。見ても区別はやっぱりつかないが。
展示はアールデコを育んだ影響源の紹介から。なんでアールデコのイメージってわきにくいのかよく分かる。影響源が9つも(笑) そうか。当時の流行りのごたまぜがアールデコなんだな。て、いいのか、こんな認識で。
まあ一番の特徴は、この時代に芸術の商業化、大衆消費化が進んだ、ということなんだろうな。アールデコ=大衆消費=大量生産=低価格化、という図式が固定観念としてあったけど、低価格化が強まったのはアールデコでも後期、大恐慌以降のことらしい。お客様の財布のひもには逆らえないということか。
などという小難しい理屈はおいといて、気軽に見て回るとけっこう楽しめる。絵画に工芸にホテルのエントランスに(え)、と内容もバラエティに富んでいるし。それこそデパート内をウインドウショッピングしているような感じ。
アールデコ、実をいうと佐世保にも専門の美術館がある。弓張の丘ホテル内の「ガラスの丘美術館」。アールデコを代表するガラス工芸の巨匠、ルネ・ラリックの作品を展示している。けっこう見応えあるけど、入館料がもう少し安ければ、ねえ(一般1000円)
出入り口そばの売店で「ART DECO Music Collection」というCDが売ってあったので、なんとなく買ってみた(3枚組3000円)。内容は1900年代初頭のジャズ、映画音楽など。
むしろ母が懐かしいと喜んでました
福岡市美術館
福岡市中央区大濠公園1-6
地下鉄大濠公園駅徒歩10分
開館時間 9:30~17:30
休館日 月曜
アール・デコ展
開催期間 2005/7/10~2005/9/4
観覧料 一般 1300円