今回の福岡行の目的は中洲川端の「福岡アジア美術館」で開催されている「第3回福岡アジア美術トリエンナーレ」。
3年おきに開催されるアジア美術のイベント。現代美術にはあまり興味がないのだが、1999年の第1回が意外と面白く(小沢剛の「醤油画博物館」とか)なんだか訳わかんないけど妙な熱気を感じて、開催ごとに訪れている。
第2回は少々失速気味だったが、今回は。
かなり訳わかんなくなっていた(苦笑)
アジアと一口に言っても、都市も農村も貧困も戦争もおたく文化も全部ひっくるめてアジアなんだなあ、と、そのくらいしかまとめきれません。
全体的にビデオ作品が多かったな、というのが今回の印象。ヤン・ジェンジョン(中国)の「囲まれる」は8台のビデオカメラを使った円形のスクリーンで、60人以上の人間に取り囲まれた状況を再現する、というもの。かなり気持ち悪いが、これなどなんとなく理解できる範囲内。
ホン・ソンミン(韓国)の「熊と少女」はそれぞれ別の製薬会社のキャラクターをコラボさせたものらしい。権利問題とか発生しなかったかちょっと気になったが、これを題材にした映像作品はかなりぶっ飛んでいた。おたくの妄想を映像化した如き訳のわからなさ
オタクといえばコスプレした男女が街の中で(一般人に無視されながら)戦いを繰り広げる、という作品もあった。てっきり日本人の作品だと思ったら、中国の作品(ツァオ・フェイ:コスプレイヤー)だった。いるんですね。中国にも。
日本人作品では、塩田千春「窓の家」が印象に残る。東ベルリンの廃屋の窓でできた小さな家。錆びた窓枠にひび割れたガラス。中にはいると、その空虚さがより際だつ。
御時世を反映してか、前回、前々回以上に閉塞感が強くなっている感じ。見ている方もエネルギーを消耗する美術展です(苦笑)
第3回福岡アジア美術トリエンナーレ2005
会場 福岡アジア美術館
会期 2005/9/17~11/27
開館時間 10:00~20:00(入場は19:30まで)
おお。
なんだかすごそうですね。
体力が残っていれば、一度のぞいてみたいものです。
かなり「ごった煮」な感じです(笑)
しっかり体力つけて行かないと消耗しちゃうかも(苦笑)