ウチワエビ 。
エビなのか蟹なのか、何ともユニークな形をしたエビだが、味は伊勢エビにも劣らない、と評判。
佐世保近海でも採れるこのエビを天丼で食べられる、とタウン誌の片隅に。値段は1029円。この値段なら、と、さっそく行ってみた。
佐世保駅近くの、佐世保グリーンホテル1階。中にはいると、真ん中に大きな生け簀があり、それを囲むようにカウンター席。オープン直後に言ったため、まだ清掃途中だった。ほのかに流れるお魚の生くさい匂い。一番奥の席に座り、ウチワエビ天とじ丼1029円を注文。
老舗の店だが店内は予想以上に綺麗。トイレも真新しかった。洗面台は有田焼。佐世保では意外とよく見かけます。
そうこうしているうちに、ウチワエビの天丼が到着。ふたを開けると、う~ん。
値段からして多分そうではないかと思ったが、案の定、具がかなり少ない。一応1尾分、3きれ(うち一切れは半分がしっぽ)入っているが、ご飯の量と比べるとかなり寂しい。
エビの実は分厚くて美味しいし、全体的な味もまとまっている。ただちょっとコロモが分厚すぎる。もう少しさくっとしたところが残っている方が好み。
ウチワエビの殻の入った味噌汁も付く。これは美味しい。そのままだとちょっと味が薄いが、唐辛子が付いてくるので、ちょっと入れると、いっぺんに味が引き締まる。
やはり一番のネックは量。ウチワエビの他にもイカなりなんなり、他に具があった方がよかったのかも。高級品かも知れないが、アレでは客ががっかりする。そうでなければ、もう少し値上げしてエビを2尾使うか。上天丼で1500円くらいなら僕ならそちらを選ぶ。
細かいところで気になるところが多い。コーヒー付きだが、セルフサービスで、サーバーで保温されたコーヒーは薄くてまずい、とか。あと食器類のセンスが古い。湯呑みのみ臥牛風(臥牛ではないと思う。多分)の白鷺刷毛目だが、他の器が昔風の色絵中心なので、それだけ浮いている。
最近はランチはサービスといった感じで、安くても豪華な店が多いだけに、この内容ではちょっと見劣りする、というのが正直な感想。
いけす・博多屋
佐世保市三浦町4-1
佐世保グリーンホテル1F
JR佐世保駅徒歩2分
営業時間 11:30~22:00
締め切りが今夜ですが、ウチワエビの共同購入を実施中です。よろしければご覧くださいませ。 刺し身(あらい 氷水で〆る)
のウチワエビは絶品です。