復活「ＡＣＥ」のハンバーガー

　佐世保市の中心部にある「湊町」

　三ヶ町アーケードの裏手に当たるこの一角には、外国人向けのバーが軒を連ね、佐世保最大の繁華街である夜店公園付近とはまた違った雰囲気がある。

　この一角に建っていたバーガーショップ「ＡＣＥ」。

　アーケードからほど近い便利な場所にあったものの、土地柄、なんとなく怖そうなイメージがあり入ったことはなかったのだが。

　佐世保バーガーブームが訪れる少し前、、いつの間にか閉店してなくなっていた。

　根強いファンのいるお店だと知ったのはその後のことで、一度食べておけばよかったと後悔したものだが。

　10月ごろ、佐世保川沿いをぶらついていると、小さなお店の入口に「ハンバーガー」の文字が。

　また新しい佐世保バーガーのお店か、と近づいてみると。

　「バーガーショップ　ＡＣＥ」。

　場所は昔あった店より少し川沿いのところ。

　復活かそれとも偶然名前が同じと新しい店か。その時は午前中、まだ開店前で入れなかった。

　その後、「長崎！長崎！」(長崎ローカルＳＮＳ）で参加者の方から「ＡＣＥ」の情報を入手。

　やはり昔あった店の復活だそうだ(7年ぶり、とのこと。なくなったのそんなに前だったのか)

　家族で食事に行った帰り、「佐世保人の飲んだ後の締めはハンバーガー」という定説を現実にすべく(笑)行ってみた。

　サンプラザアーケードより、「メガネのタジマ」角で佐世保川方面に左折し、イタリアンレストラン「パラーヤ」の2、3軒先の、元はスナックだったと思われる小さな店。

　ハンバーガーは300円から。「ミックスバーガー」450円をテイクアウト。

　店内には、黒人のお客さんが1人。店の人とおしゃべりしながら(もちろん英語)バーガーを食べていた。

　その辺りは土地柄だが、基本的にはごく普通の佐世保バーガーのお店。

　家に帰ってさっそく食べる。

　

　ここの「ミックスバーガー」、よそで言う「スペシャルバーガー」のことで、ベーコン、エッグ、チーズの全部入り。

　バンズの大きさはごく普通。具材がたっぷりなので、嵩が高い。

　

　食べかけで失礼。一口食べると、塩胡椒のちょっと効いたオトナの味。その分肉の旨味が前面に出ている。

　マヨネーズも甘さ控えめ、タマネギにも辛味が残り、引き締まった味わいが好印象。

　あ、トマトはなかったような(うろ覚え)

　佐世保バーガーは一般的に甘口のマヨネーズを使った甘口がデフォルトとされるが、ブルースカイ、ビッグマンといった繁華街にあるバーガーはそれほど甘くない。繁華街の近くでは甘すぎるのは好まれないのだろう。「ACE」もやはり、この流れに属している。

　このバーガーの一番特徴的なのは「チーズ」。一般的にパテの上に載るのが普通だが、この「ミックスバーガー」では一番下。そして一般的なスライスチーズではない。

　ヒカリのチーズバーガー(プロセスチーズ使用）に似ているが、このチーズはそれより酸味がある。

　好き嫌いが分れそうだが、この一癖あるチーズの存在がこのバーガーの味わいをいっそう魅力的なものにしている。

　今回はバーガーしか買わなかったが、ここのフライドチキンも旨いらしい。ニンニクがきいているとか。なんだか、この店らしい。

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ＢＵＲＧＥＲＳＨＯＰ　ＡＣＥ（バーガーショップエース）
　　佐世保市湊町３－１７
　　営業時間　12:00～0:00