今月はじめのハウステンボス行より
ニュースタッド「Kirara」内に併設させる形でオープンした「長崎次世代エネルギーパーク テーマ館」に行ってみた。
もともとハウステンボス園内の環境施策の紹介・説明があったところが、拡大・拡充してKiraraとは独立した一施設として格上げとなったらしいが。
正直、ちょっと期待はずれな内容。
スタッフもいない無人の施設。スペースにも限りがあり、展示内容も雑駁な印象で、どうもやっつけ仕事感が否めない。。
実はこういった施設、ハウステンボスではこれがはじめてではない。
入国から程近いナイアンローデ城2階で、ハウステンボスのインフラ設備、環境施設を紹介する施設が設けられていたことがあるのだ。
僕が行ったのは多分10年以上前。もともと法人向けにハウステンボスのプロジェクトを紹介するための施設が、数年して個人客も受け入れるようになった、のではなかったかと(うろ覚え)。積極的にアピールしていた風でもなく、、「娯楽施設ではないですよ」と釘をさされて中に入った記憶が。
荒地に緑を根付かせることから始まったオープンまでの軌跡や、地下共同溝、下水処理施設と行ったインフラの紹介などの内容は今回のテーマ館と被るところも多いが、、職員の案内・説明付きで、たしかに面白みはないが、興味深い内容だった。今回のテーマ館も、既視感のある内容がいくつかあったとところからして、当時の施設からの流用もあった模様
その数年後に施設はなくなって、現在の「テディベアキングダム」と模様替えとなってしまったが、今考えると時代を先取りした(しすぎた?)施設だったんだな、とつくづく思う。
ハウステンボスの最大の強みは、オランダを徹底的に模したその外観の部分ではなく、その土台の、自然や生態系にに最大限配慮した環境志向の街づくりにあるのでは、と思う。
もしそこがおざなりであったなら、今回の次世代エネルギーパーク認定もなかっただろうし、仮にあったとしても、最近の流行に乗っただけの軽薄なものと受け取られかねなかっただろう。
それだけに、現在のテーマ館は、正直アピール力が不足してるな、と思わざるを得ない。
まあ、そうしたくても先立つものがない、ということかもしれないが(^^;
できることなら、ボリューム的にも内容的にも、もう一度じっくり練り直して、グレードアップさせてほしいところ。幸か不幸か、現在のハウステンボスには使われてない施設は山ほどあるわけだし。
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