笹家の佐世保バーガー

先月新たに加わった佐世保バーガー認定店のひとつ「笹家」。

佐世保市の中心街から一駅先にある北佐世保駅の近く。

やや交通の便は悪いが、行ってみることに。

北佐世保駅を降りた「俵町」付近は小規模ながら昔ながらの商店街を形成している。

その一角にある「笹家」も、見るからに昔ながらの喫茶店。

最近よくある、ブームに乗ってバーガーもはじめました、という口かな、と思ったが、バーガーの看板はかなり古い。

メニュー表の「笹家バーガー」には「定番35年の味」との添え書きが。

自分が知らなかっただけで、けっこう昔からのお店だったようだ。

店内もホント、昔ながらの喫茶店。

店の前においてあった佐世保バーガーのパンフレットを手に持って入ったからか、テイクアウトと間違われたが、今回は店内で飲食。

ベーコンチーズ玉子バーガー(350円)とコーヒー(350円)を注文

笹家 ベーコンチーズ玉子バーガー

爪楊枝がさしてあるのが特徴的なバーガー。佐世保バーガーとしてはちょっと小さめサイズだが

食べてみると。

一言。旨い。

際立った特徴があるわけではないのだが「年季の入った」という言葉が似合いそうな、安定した味わい。

バンズのちょっと焦げ目の付いた火の入り加減もいいし、肉の味わいも美味。

ちょっと辛めのタマネギもいい感じ。

初めて入った店なんだけど、なぜだろう。ものすごく懐かしい感じがする。

あとチーズは、スライスではなく、分厚くきったプロセスチーズ。「ヒカリ」や湊町の「エース」と同じだ。

佐世保バーガーでもチーズはスライスのお店が多いが、年季の入ったお店にプロセスチーズを使う店が散見されるのは、昔はスライスチーズは手に入りにくかった、とかいう理由でもあるのだろうか。調べてみたらけっこう面白いかもしれない。

食べていると途中で、近所の人らしいおばさんがバーガーを数個注文していった。必ずしも有名なお店ではないが、この一帯では地域密着で長いこと根付いているんだろうな。

「佐世保バーガー」なんて言葉が生まれる前、ブームになってバーガー目当ての観光客が押し寄せるなんて重い持つかなったころの、佐世保のごくごく市井のバーガー屋さんの風情を残すお店、という感じがした。

全部いりで350円という価格にも、そんな草の根のお店の息遣いが感じ取れるような。

笹家 コーヒー

バーガーと同じ350円のコーヒー。一瞬高く感じるが、喫茶店としては一般的な価格ですね。これもなかなかよい。

目の前で豆をひいて、サイフォン一杯立てで淹れてくれるのも嬉しいが。

何より嬉しかったのが、コーヒーフレッシュではなく、生クリームを添えてくれること。

普段はブラック派だが、せっかくなのでいれてみた。軽く甘みとバニラの香りをつけてあるような。このクリーミーさとほんのりとした甘みが、やや辛味のあるバーガーとよく合う。

コーヒーだけでも飲む価値があるな。


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笹家

長崎県佐世保市俵町13-31
俵町バス停徒歩1分
松浦鉄道北佐世保駅徒歩2分
営業時間 10:30~16:30 17:30~22:00
(OS21:30)
日曜休

カテゴリー: コーヒー, 佐世保グルメ, 佐世保バーガー パーマリンク

2 Responses to 笹家の佐世保バーガー

  1. よしみ のコメント:

    うーわぁ。
    おなかすいた。
    食べたくなった。
    350円なら手頃ですよねぇー。
    久しぶりに俵町まで足を運んでみるかなw

  2. はしっこのひと のコメント:

    美味しかったですよ~
    意外なところに意外な美味しいお店があるもんですね~ 

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