その日美術センターに入ったのは、別に理由があったからではない
単にバスの待ち時間が中途半端に空いたからだったりする(^^;
タイミングのいいことに、この日から企画展「没後20年 辻利平展」がこの日より開催。
せっかくなので、見てみることにした。
長崎出身の絵描きさんらしいが、ほとんど、というか、何も予備知識はないまま入ったが
展示されている作品は風景画、静物画、など。
明るく色彩豊かな画風。どの絵も、明るい黄色の使われ方が印象的に感じた。カラフルだけど派手派手しくはなく、しっとりと落ち着いた雰囲気。
見ているとなんだか気分が落ち着いてくるような
室内画、それもただ部屋の中だけでなく、窓の外の庭の風景も一枚の絵の中に収めた、そんな感じの絵が多く、またこの画家の本領が発揮されているような気がした。上流家庭のティータイムの一番面を切り取ったような、上品で穏やかな趣き。
アンティミズムの画家、とパンフレットにはある。アンティミズム=親密派、説明を読んでもやや抽象的でわかりづらいが、ピエール・ボナールがこの一派に属するらしい。確かに雰囲気的には似ているようないないような。
ちなみに展示室は3階。エレベーターが奥まった場所にあるので、慣れていないとちょっと入りづらい雰囲気。
まあこればっかりは簡単に場所を変えられるものでもないので仕方がないが。美術センター、ちょっと小さいけど場所的には最高な立地なだけに、もっとひとが集まるようなスペースになるといいのだが。
話によると館内に喫茶コーナーを設けるような案もあるとか。普段利用しない人間でも気軽に入りやすくなりそうだし、何より便利だし。結構いいアイデアだと思います。
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島瀬美術センター
島の瀬バス停徒歩1分
松浦鉄道佐世保中央駅徒歩3分
開館時間 10:00~18:00
休館日 火曜日
没後20年 辻利平展
島の瀬美術センター2.3階展示室
夏休みの今は美術館もいろんな催しをしていますものね。
お盆、墓参りだけでなく(~_~;)美術館もふらりと入ってみようかなぁ。
なかなかおちついていい雰囲気の絵でした。気分転換にいいと思いますよ
そうそう、ボナールに似てますね。マティスっぽいかな、と思いつつ、うーん、どっかで見たような絵だよね〜と頭の中で検索してました。昭和初期の作品でもエキゾチック&ハイソな雰囲気が素敵でしたね。絵を描いて生計がたてられたら幸せだろうな。
yumikoaraさん
うんうん。僕にはそんな才能ないけど、芸術の技量で生計立てられるのってあこがれますね。実際は大変なのかもしれませんが
シダネルにもちょっと似ているかな、とおもいました。なんとなく思わせぶりな雰囲気が流れているところとか