佐世保でプロ野球?

　佐世保で野球ですか。懐かしいな。

　「福岡ドンタクズ」（稲尾和久監督）対「名古屋８０Ｄ’ｓｅｒｓ（エイティデイザーズ）」（中利夫監督）の公式戦。現役ではないとはいえ、往年の名スター揃い。

　その上欽ちゃん率いる『茨城ゴールデンゴールズ」まで前座で登場、元オリックスの古賀豪紀監督率いる佐世保ドリームスターズと対戦となれば見に行きたいのは山々だけど、たぶん仕事がね。

　僕が小学生の頃までは、毎年1回、椎木町の佐世保野球場でプロ野球の公式戦が開催されてました。。当時は一応野球少年だったので(すばらしく下手だったけど)よく見に行ってました。Jリーグなど影も形もなかった時代

　広島カープの衣笠選手を間近で見たり、当時売り出し中のヤクルト・池山選手のファインプレーに歓声あげたり。もうみんな引退したのが、時代の流れを感じさせるけど。

　もっとも印象に残っているのは、ヤクルトの『赤鬼』ボブ・ホーナー。

　現役バリバリの大リーガーというふれこみで来日、デビュー2試合で計4発のホームランを放ち、当時は赤鬼フィーバー真っ只中。佐世保でも地元・佐世保工業出身の広島・白武佳久投手から２発のホームラン。格の違いを見せつけてました。

　シーズン途中からの入団でホームラン記録を塗り替えるかも、という期待も大きかったけど、けっきょく故障もあって31本に終わる。

　「地球のウラ側にはもうひとつの違う野球があった」という名(迷？)言を残し、1年で日本を去ったホーナー、彼の31本のうちの1発(いや2発)を九州のはしっこにいながらにして見られたことはラッキーでした。

　ちなみにその翌年にも、佐世保野球場では面白い(というか情けない)事件が起きている。

　その年のカードはヤクルト対大洋(違ったかもしれない)。緊迫した試合で9回終わって3－3、延長戦、と思いきや。

　その回をもって、引き分け。

　その理由が振っている。佐世保野球場、ナイター設備は一応あったのだがプロ野球に利用するには貧弱な代物だったらしい。9回終了時の時刻が17時過ぎ。その後の試合続行は困難、と判断されたらしく

　9回終了時、日没により引き分け

　草野球じゃないんだから････(溜息)

　その後、佐世保ではプロ野球の公式戦は一度も開催されてません。哀しい。

　ちなみに今回のマスターズリーグ開催は12月。

　くれぐれもスピーディな試合、お願いします(苦笑)

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ボブ・ホーナー安西達夫
日之出出版 (1988/03)