ガスライト参番館。参番館ということは、一番館や二番館、四番館もあるのかというと、今はない。昔はあった。
二番館はピアノラウンジだったらしいが、物心ついた時にはもうすでに閉店していた。一番館はステーキ専門。ちょっと値の張る、敷居の高い店で、けっきょく一度も行かないまま閉店となった。
一番、二番、そして今も残る参番館は同じ建物内に隣接していたが、唯一四番館だけがここから離れて、アーケードを抜けて、市役所方面へ少し歩いたところ、あまり目立たないところに立っていた。
この今はなき四番館が、一番思い出深い店。格付けとしてはステーキ専門の一番館と喫茶の参番館の中間くらい、カウンターでコーヒーだけ飲むこともできるし、ちょっと気張った食事にも使えるという、なかなか便利な店だった。
初めてレモンステーキを食べたのも、実はここ。鉄板にまだ生焼け状態の肉をのせたまま運ばれてきて、目の前でレモンソースが掛けられる。ジュッ、という音とともに広がる醤油ベースのソースが焦げる香ばしい風味。時代屋のレモンステーキにも引けを取らない絶妙の味だった。中が生焼けの状態で出てくる牛100%のハンバーグも思い出深い。目の前で半分に切って、レモンステーキと同じようにソースをかけてもらうのだが。
参番館でも食事メニューはあるが、値段が安い分、味は四番館に一歩譲る感じ。この四番館も今は取り壊されて影も形もない。佐世保は肉料理専門の店が比較的少ないだけに、貴重な存在だったんだけど・・・・
ブログランキング参加中です
こんにちは。
ガスライト、参番館以外なくなったのは寂しいですね。
佐世保に帰れたら行きたいお店の一つです。
頑張って残っていて欲しいなぁ。
今回行った時にはそこそこお客さんは入っていました。
壱番館がなくなった分料理にも力入れているようだし、頑張って欲しいです。