ヘリット・トーマス・リートフェルト(1888~1964)。オランダを代表する家具デザイナーらしい。パレス・ハウステンボスのハウステンボス美術館で開催されていた。
時代からいえばアールデコ? と思ったが、まったく違うらしい(汗)
『赤と青の椅子』に代表される面と原色が織りなすシンプルなデザインは、むしろオランダの画家・モンドリアンを彷彿とさせる色彩感覚、実際モンドリアンからは多大な影響を受けているらしい。
まあデザインは面白いけど、実際の座り心地は?かな、という感じ(笑)
サブタイトルに「ミッフィーと学ぼう」とあるように、ミッフィーが案内する形をとっている。ミッフィーの原作者ディック・ブルーナーもまた、リートフェルトの影響を受けた一人。
CGを用いたりして工夫はこらしてあるけど、量的にはちょっと貧弱。「赤と青の椅子」、「ジグザグチェア」、「ベルリン・チェア」の椅子三点に「シュロイダー邸」建築模型くらいしか展示物がないのだから(苦笑) よっぽど好きな人でない限り、ちょっとこれだけで客を呼ぶのはキツイかなあ。まあ、らしいと言えばらしいシンプルさ。
世界遺産にも登録されているという『シュロイダー邸』のもう少し詳細な説明が欲しかった。全然『世界遺産』らしくないデザインの建物で興味はわいたけど、展示内容だけではどの辺りが『世界遺産』にふさわしいのか今ひとつ分からなかったし。
リートフェルトの色とかたち展
~ミッフィーと学ぼう!オランダのデザイン
ハウステンボス美術館
開催期間 2005/8/5~10/30
観覧料 500円(ハウステンボス入場料別途)
開館時間 9:00~18:00(入館17:00)
トーマス・リートフェルト
1888年 オランダのユトレヒトに生まれる。父親は家具職人。 1911年 家具…