佐世保では老舗の洋食屋、時代屋。
十代の頃からよく行っていたのだが、数年前、佐世保駅に近い丘の上に移転、それ以降足が遠のいていたが、先日駅に立ち寄った際、約5年ぶりに足を運んだ。
勝手に駅から14,5分歩かなければならないと思いこんで、それで足が遠のいていたのだが、実際はわずか3,4分のところ。昔の場所よりよっぽど交通の便はいい。店に入ると、5年前と変わらぬ懐かしさが。もちろん店の間取りはまったく違うのだが、前と同じ雰囲気、空気。店の奥さんの威勢のいい声もそのまま(さすがに老け・・・・ 以下略)。『山の手』に移っても、『下町の洋食』は健在。
前の僕の定番はハヤシライスだった。今回もそのつもりだったが、”レモンステーキ1000円”の看板につられて、そちらに変更。
”レモンステーキ”は佐世保の隠れた名物料理。薄切りの牛肉を鉄板に載せてレモン風味のソース(醤油ベースのことが多い)をたっぷりかけて頂く。発祥は佐世保駅前の『門』というレストラン(ここも移転)。
そういうわけで、佐世保では比較的ポピュラーなメニューだが、ここで食べるのは初めて。前は2000円くらいしていたので、貧乏人の自分にはちょっと手が出せなかった(今も似たようなものだが)。不景気の波はここにも。金のない身にはありがたいけど。
薄切り肉だけあってできあがるのは早い。スープ半分も飲み終わらぬうちにもう来た。ほとんど生の肉を、鉄板が熱いうちにひっくり返して食べる。ど真ん中にタマネギが山盛りになっているのが時代屋流か。
野菜嫌いな人は引いてしまいそうなタマネギの山だが、ここのタマネギは甘みがあって実にうまい。好物だったハヤシライスも大きめに切られたタマネギがメインで、肉がすみっこに追いやられるような感じだったが、それがまたよかった。ソースは醤油ベースにレモンの風味が薫る感じの庶民的な美味しさ。酸味はそれほど強くない。肉でタマネギを巻くようにして頂くと、さっぱりしてまたいい。ライスのお代わりがほしくなる感じ。
食後はクリームソーダを注文。これも好物なのだが。肉を食べた後はちょっときつかった(苦笑)
下町の洋食・時代屋
長崎県佐世保市三浦町5-6
2007/1追記
時代屋は2006年7月、佐世保市郊外・三川内地区に移転オープンしました。
詳しくはこちら↓
時代屋ホームページ
ホットペッパー.jp:時代屋
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東京・ふらんす亭の レモンステーキソース
時代屋のシェフの元で修行して学んだ直伝の味だそうです。
ふらんす亭の本家のレモンステーキ・・・さぞかし絶品な事でしょうね!
一度私も食べてみたいです。レモンステーキってネーミングが絶妙ですよね。名前だけで美味しいって脳みそが思ってしまいます・・
ふらんす亭のレモンステーキも食べてないですが、食べ比べしたいです!
ステーキとカレーのお店でハンバーグ食べました
ステーキを中心にカレーやハンバーグなど豊富なメニューが堪能できる「ふらんす亭」全国チェーン展開されているので、ご存知の方も多いと思います。ここはレモンステーキという、高温に熱した鉄板で薄切りの肉を焼き、レモンソースをかけた料理が有名です。 私が行ったのはヨ…..
コメントありがとうございますぅ~!
時代屋、あっしもかなりのご無沙汰です(苦笑)
場所も旧スポーツランドに移ってからは1度のみしか
行ってない・・今週末は地元にて久々のレモンステーキ
でも食いに行くかぁ~!(*^_^*)