書くネタがあまりないので、また長崎行のネタでも。
福岡へ行くときには高速バスを使うことが多いが、長崎へはもっぱらJR利用。
快速で2時間弱、1時間に1本もないことを考えると、福岡へのアクセスにたいして、明らかに貧弱。
しかも今回は普通列車利用。2時間オーバーだった。
佐世保から諫早の間までは単線。今回の電車はマシな方だったが、便によってはハウステンボス駅手前の早岐駅で10分以上待たされることもある。不便この上ない。
なんだかいいところなしのような気もするが、ここの見所はハウステンボス駅を過ぎてから。
西側には、エメラルドグリーンの海面が広がる大村湾。ちなみにこの写真は2002年に撮影したもの。この日は今ひとつの天気だったが、天気のいい日であればなかなかの眺望。夕刻の夕日の落ちる眺めもまたいい(ちょっと西日が鬱陶しいが)
ちなみにハウステンボス駅そばもの水域も「早岐瀬戸」と呼ばれるれっきとした「海」なのだが、理屈がどうであれ感覚的にはこれを「海」と形容するのはちょっと抵抗がある(幅40メートルじゃね)。
東西南を陸地で囲まれ、外海に面した北側には栓をするように針尾島が鎮座し、針尾島沿いの「隙間」針尾瀬戸、早岐瀬戸でかろうじて「海」となっている大村湾は、雰囲気的にはむしろ大きな「湖」という感じ。
川棚から大村にかけては海沿いの眺めが断続的に続くが、特に東彼杵町の南端の「千綿駅」は駅自体が海岸のすぐそば。
この写真のみ、今回撮影。曇り空なので今ひとつさえない感じ。
弓なりの湾に沿ったホームは、構造上乗り降りに難があり地元民には不評、なのだとか(苦笑)。それはともかく、木造の小さな駅舎も風情があっていい。なんだかフツーの駅にしとくのがなんだかもったいない。小さな喫茶店でも併設したくれたら、途中下車してひとやすみしたいくらい。ただし、次の列車の到着がいつになるかは謎ですが(ローカル線の悲哀)
千綿の次の松原駅付近から、海の眺めとはお別れだけど、諫早を過ぎて東園付近から、今度は大村湾を東側に臨んで走る。
同じ大村湾でも、角度によって雰囲気が微妙に違ってくるのが不思議です。