島瀬美術センター「Ｃｌａｉｒ（クレア）」

島瀬美術センター1階の今月オープンしたという喫茶スペース、早速行ってきた。

「Ｃｌａｉｒ（クレア）」、木場田町に同名のお店があったので、もしやと思ったが、やはりそのお店から移転してきたとのこと。

入り口右手の角、Ｌ型のカウンターとテーブル席が少し、あわせて10席強くらいか。

木場田にあるころは中に入ったことはなかったが、外から見る限り、あまり広くなさそうな店内に美術品などが並べられた独特の空間だった。

飾られている絵画なんかは前の店からあるものじゃないかな。移転してからもその空気はどこか残っているような。

スマートでは決してないし、ある意味雑駁な空間なんだけど、そこが既存のカフェにはない不思議な心地よさにつながっているような。

メニューはそれほど多くない。コーヒー300円を注文。クッキーがつく。

ドリップ式のコーヒーはまろやかな味わい。お冷やコーヒーに使う水はアルカリイオン水を使っているとのこと。

クッキーは熊野町にある福祉訓練所「幸生園」のもの。ゆず風味の香りがよくて、特に美味かった。

小袋に入って、確か105円で販売されていた。お土産にもいいかも

島瀬美術センターはなんとなく雰囲気が重くて、よほどのことがないと入りづらい印象があったが、この喫茶スペースができたおかげで、積極的に世要しやすくなったと思う

カフェのすぐそばをフリーギャラリーとしたのもいいアイデアだと思う。この日は抽象美術の展示だった。

今まで美術に興味がなかった人でも、展示内容が琴線に触れるものがあれば美術に触れるいいきっかけになるんじゃないかな、と。

美術センター、規模的には中途半端で、その辺りが新美術館建設論議の元になっているのだが、佐世保玉屋やジャスコ佐世保店からもすぐそば、人通りの多い市街のど真ん中という立地は大きな武器。

ただ、今まで目立つのは冬季の「きらフェス」時のイルミネーションのキャンバスとなったときくらいで、1階なんとなく敷居が高くて入り辛く、立地条件を生かしきっているとはいえなかったけど

うまくいけば佐世保の芸術･文化の発信基地として今まで以上に存在感が増すんじゃないかな、と。そんな期待を感じました。

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Ｃｌａｉｒ（クレア）