経営再建問題で揺れるハウステンボス。
今年は初めて、行ってみた。
長崎空港行きの特急バスで行ったが、ハウステンボスで降りた客は僕ひとり。ただし乗客自体が3人しかいなかったが。
なんとなく不安になりつつも、中に入ってみると。
思ったより人は多い。
「長崎県民大感謝祭」と称して、長崎県民に限り1000円のクーポン券付き2000円で入場できるようになっている(実質入場料1000円)ことが客数を押し上げているようだ。
パレスハウステンボスでは、今回もベストセレクション展開催。
現在は「第3章」、1階では陶磁器、2階ではギヤマンがメイン。
おそらくポルセレインミュージアム、ギヤマンミュージアムの収蔵品が展示されているのだろう。
もしハウステンボスが閉鎖となった場合、公いった収蔵品はどうなるんだろうな、と考えながら見学。
残念ながらパレスの客は少ない。特に別料金がいる美術館はもっと少ない。
2階では、展示してある楽器(ピアノと、もう一つは名前忘れた。当然どちらも由緒ある名品)の実演付きの説明があっていた。
あくまで説明であり、コンサートではない、ということで、まあ演奏は「?」なところも有りましたが(^^; それもひとつの味かな? あんまり高尚ぶるより、身近にアートを感じさせて。
こういう試みはは面白んじゃないかな、と思います。
客が4人しかいないのは残念なこと。このときは希望者がいなかったが、弾いてみてもいい、ということ。運が良ければアンティークピアノを触る機会もあるかも(おそらくいつもやっているわけではないと思いますが)
* *
いつもは素通りなことが多い壁画の間。今回パレスに寄ったのは、ここをもう一度じっくり見たかったから。
オランダのアーティスト、ロブ・スフォルテ氏が4年の歳月をかけ、1995年の完成した「反戦と平和」をテーマに描いた巨大壁画。スフォルテ氏がオランダで爆弾テロに遭遇、両足を切断するという奇禍に遭遇しながらも完成にこぎつけたという壮大な大作。
ハウステンボスの開園直後、ここでスフォルテ氏が大勢のアシスタントともに壁画を制作したいたのは今でも印象に残る。国内最大級といわれる壁画の制作現場を生で見れたことは、今考えてみると実に得難い体験だったんだな、と思う。
今後ハウステンボスがどうなるのか、まったく持って不透明だが、この巨大壁画はなんとか維持して欲しいものだと、切に願う。
それにしても、客はやはり少ない。ビネンスタッド、ニュースタッドにはそれなりにひとがいるのだが、一番奥にあるここまでひとが流れにくい状況はやはり問題だなあ。
壁画の間を始め、後庭など見所はあるだけに、なんとかひとが集まるような状況になって欲しいです。
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営業時間 9:00~17:00
定休日 不定
<第3章> 2009/12/19~2/14
開館時間 9:00~17:00(最終入館)
料金 一般500円 年間パスカード会員200円(5年以上継続会員無料)