2012年佐世保の桜その3 鵜渡越散策

4月9日だからだいぶ前になるが

朝の散歩で鵜渡越に行ってきた。

11月に弓張岳展望台まで登って以来、時間は朝6時で同じくらいだが、4月ともなると明るさはまったく違う

送信者 2012 佐世保の桜

 

大久保小学校の上にある公園の桜。いくぶん葉桜になっていたが、この時点ではまだ見ごろ。

それにしても、「桜山公園」とは随分と大きく出たな(^^;

造船所や九十九島の眺めを臨みながら上へ登る。

途中にもところどころに桜が。眺望と桜を同時に臨めるのは良い感じ。

鵜渡越、いくぶん山の上になるので下の方と比べるとまだ桜は持っているかと思ったが、それほど変わりはない。1,2日分くらい遅いかな、という程度

戦前は佐世保観光の要所だったらしい鵜渡越、弓張岳のほうが眺めが良いような気がするが、軍港都市だった戦前は木立で下界の視界が遮られ、西側の九十九島方面のみ視界が開ける地の利が好まれたらしい。

昭和天皇が皇太子時代に佐世保を訪れた際に作られたというお野立所(大雨のため結局天皇陛下の訪問は中止になったらしい)、第43潜水艦の慰霊塔などが観光地として賑わっていた時代を偲ばせるが。

今では半ば忘れ去られたように、足元は荒れ果て、階段に手すり一つなく、歩きにくいことこの上なし。

桜も佐世保公園や中央公園に比べると小規模だし、弓張岳山頂が観光地として整備された現在では、このまま整備されることもないのだろうか。

「観光」が現在の意味で使われだしたのは大正時代「tourism」の訳語として用いられるようになった頃だというが、その観光の黎明期を偲ばせる一種の遺跡めいた雰囲気を漂わせているこの一帯。

この荒れた道を下ると御船町に行き着くらしい。この道が大正時代の鵜渡越観光全盛期のメインストリートだったらしいが、さすがにここの歩く気は起きず、バス道路に戻って、来た道を下って帰途についた。

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