親和アートギャラリー

国道35号線沿い、島瀬美術センター向かいの旧九州銀行本店。

しんわアートギャラリー

九州銀行が親和銀行に合併されて以降、すぐ近くに親和銀行本店があるためか何に使われているのかわからない状態が続いていたが、今回、親和銀行所蔵の美術品の展示室としてリニューアルオープン。

無料だが、本店及び支店配布の鑑賞券が必要とのことだったが、Twitterのフォロワーさん経由で入手できたので、早速行ってみた。

中に入って、鑑賞券に住所氏名など必要事項を記入の上渡して中に。オープン記念としてポストカードのプレゼントもあった(いつまで配布かは不明)

建物自体はそんなに新しくないはずだが、オープンしたばかりで内装は綺麗。

左側が順路。まずは絵画コーナー。日本人画家の作品だけで、外国の作品は収蔵されてない模様

野口弥太郎など、長崎県の作家の作品がメインかな、と思ったが、実際長崎出身作家が多いとはいえ、そればかりではない。平山郁夫、東山魁夷、棟方志功など有名どころの名前も。

個人的に気に入ったのは、横手貞美の「パリ風景」、ちょっと暗めの感じだが、落ち着いていい。

それに藤田嗣治 の「雄鶏と雌鶏」(タイトルはうろ覚えなので、間違ってるかも)。日本画を思わせる雰囲気で、エコール・ド・パリ時代の乳白色の作品とはまったく違うイメージだが、なんか良かった。

第2室、及び最後の部屋は陶磁器展示室。

有田から程近いだけあって、収蔵品は豊富。古伊万里から井上萬二など現代の作家、有田焼だけでなく有田焼模倣のマイセンなど外国の窯元の作品まで、幅広く収蔵されている。柿右衛門が多かった印象。

金庫室も展示室として使用されている。正教会の宗教画「イコン」が展示。

これがなかなか良かった。イコンそのものにはさほど興味ないのだが、イコンの神秘性と、金庫室の重々しさがよく合っていて、どこかしら荘厳な雰囲気が漂っている。やはり雰囲気作りは大切ですね

それほど大規模ではないが、思ったより充実した内容で、意外と楽しめた。これまで死蔵していたというのがちょっともったいなく感じる。親和銀行長い間それどころじゃなかったからな。ふくおかファイナンシャルグループの傘下に入ってやっと余裕ができたんだろうか。

出来れば土日も営業して欲しいところだけど。向かい側の美術センターとあわせて、ちょっとしたアートスポットになったな。

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親和アートギャラリー
長崎県佐世保市島瀬町4-24
島瀬バス停徒歩1分
営業時間 10:00~16:00
定休日 土・日・祝

カテゴリー: 佐世保, 美術館 パーマリンク

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