島瀬美術センター 広重展

10月26日より島瀬美術センターで開催の「広重展」へ

一般のチケットが1200円だが、この日は火曜日で火曜割が適用、100円引きの1100円だった。ラッキー。

1階入り口直ぐがチケット売り場になって、エレベーター上がって4階から2階まで

4階エレベーターホールも広重展仕様。

4階は東海道五十三次が全作品展示。その数100点余。なぜ倍増しているかといえば、1883年刊行の「東海道五十三次」だけでなく、その20年後、刊行された同趣向の連作「東海道名所図会」の作品群も合わせて展示されているため。「五十三次」と違い、「図会」の方は「堅絵」と呼ばれる縦長の構図になっていて、同じ宿場でも似通った画風のものあり、がらりと雰囲気が違うものあり、比較すると面白い

日本橋から始まり、序盤は戸塚、藤沢、平塚など「箱根駅伝」でおなじみの地名が続く。今では街だけど昔は今感じだったんだな。

そういや絵の中にも飛脚や駕籠かきとか、走っている人の姿が多いな。風景より描かれている人々の印象がけっこう強くて、風景画というより風俗画の趣も。

ユーモラスな御油、詩情あふれる蒲原、沼津。富士を仰ぎ見る旅の女人の姿を描いた原宿は見るからに名所絵と行った感じだけど、問屋場(宿場町における通運拠点)の情景を描いた藤枝は他に絵になるような名所なかったのかと^^;

蒲原、庄野が二大名作ということだが、やっぱりいいな。印象に残る。それ以外では有松絞りの藍染をイメージしたような藍色が印象的な鳴海が好き。

4階だけで100作品以上、3階に降りたときにはすでに疲れが。階段で降りるが(エレベーターも利用可能)順路案内も浮世絵展の雰囲気に合わせて。建物の古さは否めないがそれを補う工夫は好印象

あんまり興味ない美人画などは流し気味で。美人画の美人の基準が今ひとつわからないひと。全員山田五十鈴にしか見えない。肉筆画もあまり多くないが展示あり。これはなかなかいい。市川團十郎の暫図のダイナミックさは好き。

2階は晩年の作品。広重の作品群でも好きな「名所江戸百景」の展示もあり。「東海道五十三次」とともに展示されていた「東海道名所図会」と同じく堅絵(縦長の構図)だが、ちょっと平板な印象のある名所図会に対し、名所江戸百景の構図の斬新さ、ダイナミックさは際立っている。数年前に見て印象に残った「水道橋駿河台」、図録の表紙にも採用されている「深川洲崎十万坪」「亀戸梅屋舗」もいいな。

作品数が多く、しかも最後の数作品を除きほとんどが広重の作品。ボリュームがあるすぎて1日ではちょっときついな、というくらい。ちなみに美術展では珍しく、館内の写真撮影は可能、とのこと(フラッシュは禁止)

リピートする価値ありな展覧会だが、1回目のチケットを2回目以降持参すれば、「リピータースタンプ」として次回以降は200円ずつ値引きになる特典あり。2回目は1000円、その後、800円、600円・・・ となって、6回行けば最後は200円。

7回いったらはどうなるんでしょうね


広重展
会期:2019/10/26~2019/12/8
会場:島瀬美術センター
入場料:一般1200円
定休日 会期中は無休
長崎県佐世保市島瀬町6-22
島瀬バス停徒歩1分
会館時間 10:00~18:00(入場17:30まで)
休館日 火曜(広重展開催中は無休)

※2019年11月現在のデータです


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