2020年初福岡行き。
福岡市美術館で開催中の「大浮世絵展」へ
天気が悪く、冷え込んでいたけど美術館はなかなかの賑わいぶり。日曜日だったからな。赤坂三丁目バス停から歩いて美術館に向かったけど、ちょうど雨がやんでいたので助かった。
外国人観光客もよく見かけた。コロナウイルス罹患者が九州で確認される前だったので現在とは状況が違うかもしれないけど、この時まではいつもと変わらない印象だった
大浮世絵展、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳、有名どころ5人の作品を集めた展覧会
歌麿は美人絵。正直浮世絵の美人絵はよくわからないんだよなー 蚊帳越しの描写は風流でいいな、と思った
写楽の役者絵。歌麿の美人絵以上によくわからなかったりする。北斎、富嶽百景などはなんどか見たことがあるが、やっぱり浮世絵に関しては風景画のほうが好きだな。諸国滝廻りシリーズ、特に木曽路ノ奥阿彌陀ヶ瀧の自由すぎる描写はインパクトがあった。
広重は昨年島瀬美術センターで開催の広重展出典の内容と一部重なっていたので少し早足で。最後は歌川国芳。武者絵を中心としたダイナミックな作風で広重までのコーナーとは雰囲気がガラッと変わった。3枚続きの作品が多く絵そのものもでかいし
北斎の滝もすごかったが、「六様性国芳自慢 先負 文覚上人」の滝の描写も面白かった。あとの方の妖怪ものとか、動物を擬人化したユーモラスな作品も面白い。猫好きにはうけそうだ。。
「大浮世絵展」はここまでだが、お隣にもう一室。「幻の春画 国貞三源氏」が同時開催。
春画、もちろん18禁です。一応18歳以上なので後学のために(?)覗いてきました。
秘宝館みたいなのイメージしてたけど、あくまで美術館だから雰囲気は普通に美術展なんだけど、内容は際どい、というレベルは軽く通り越してる。強調し過ぎでサイズ感ありえんやろ、という感じでもはやエロスは感じないんだけど。もとから非合法で幕府の禁令など端から無視しているため、通常の浮世絵以上に技巧が用いられている、というのが面白い
会期:2020/1/28~3/22
営業時間 9:30~17:30(入館17:00まで)
休館日 月曜(2/24は開館、2/25が休館)
※2020年2月現在のデータです