市役所裏手、ふくだ饅頭やミサロッソなどがある通りのさらに西側の通り、別になにかの店があるわけではないのだが、妙な趣きがあって、けっこう好き。
まず、しっかりした塀に囲まれた立派なお屋敷が多い。
さらに、それと同じくらい、しっかりした塀に囲まれた月極駐車場が多い。
昔はさぞかし立派なお屋敷が建ってたんでしょうね^^; 盛者必衰の理。
立派なお屋敷だけでなく、老舗料亭『錦』(このブログで取り上げることは、未来永劫ないと思う。一般庶民には縁のないところです)なんかも建っていて、けっこう古くから開けた場所だったことを伺わせる。現在某教団(高校野球で有名なとこ)の施設が建っている一帯は、もともと『山水楼』という天皇陛下が泊まったこともある由緒ある旅館が建っていた。
そんな高級なストリートなのか、というとまったくそんなことはない。大きなお屋敷果たしかにあるが、そのすぐそばにボロっちい古家(←失礼)が建ってたり、けっこう雑然としている。しかも日当たりが今ひとつ。
落ち着いた雰囲気、というべきか、寂れた裏通り、というべきか、かなり微妙なところがある。
このエントリーを書くに当たって調べていて知ったのだが、この通りの近くにあるふるーい、けどちょっと大きめの木造住宅、やけに風格がある、と思ったら元は海軍士官用借家だったそうな。他にもやはり通りから少し入り込んだ場所にあるが、昭和7年に建てられたという鉄筋コンクリート造りの洋館風の建物、昨年市の景観デザイン賞を受賞した一風変わった建物で、ちょっと目を引く。長崎の洋館群の中に紛れ込ませても異彩を放ちそうだ。写真を撮っておきたかったが、今も人が住んでいる一般の住宅なのでやめておいた。
もうすこし佐世保の歴史に詳しければ、他にも新しい発見があるかもしれない。僕はそこまで詳しくないので、この辺で。
thrashでございます。
なにを隠そう、高校・大学のころは、清水町に住んでました。
わたしが小さかったころは、市役所の裏からいまのセイルタワーあたりまで、古い洋館が結構残っていました。セイルタワーも、もとは古い洋館でしたね。
あのあたりの雰囲気は、わたしも大好きです。
セイルタワー裏手の一帯も昔の面影が残ってますね。
清水町にお住まいだったんですね。あの辺りの道路が拡張される、というウワサが一時期あったのですが、その後聞きません。どうなるんでしょ。
はじめまして。
佐世保バーガーについて調べてたら、このブログに行き着きました。
私は実家が福田町(リンク先の地図で言えばさいくさ歯科あたり)のものです。
18年間住んでたんで、何の疑問も持ってませんでしたが
確かにこのあたりはごく普通の住宅街の中に
「お屋敷」、「料亭」、「旅館」がある不思議な
場所ですね。
どうもはじめまして。
僕も最近になって、ちょっとよそと雰囲気が違うなあ、と感じるようになりました。端的に言うと、戦前、軍港だったころの面影がかすかに残っている、という感じでしょうか。
今後もよろしくお願いします。