京都で食べたビーフシチュー ~グリルかわべ

 ビーフシチューといえば思い出すのが、この店。「グリルかわべ」。

 京都へ旅したのはもう10年近く前。6月1日の日記でも書いたが、当時の僕は池波正太郎の著作の影響で洋食屋に凝っていて、2泊3日の京都滞在中はほとんど洋食屋にばかり行っていた。京都にはこういった昔ながらの洋食を出す店がたくさんあるのだ。今となっては、一食くらいは松花堂弁当でも食べておけばよかったと思わないでもないが。

 閑話休題。旅行雑誌に載っているのを見て入ってみることにしたこの店。店内は想像以上に狭い。カウンターと、テーブル席がひとつあったかどうか。広さなら佐世保バーガーの店といい勝負。雑誌に載っていたビーフシチューを注文。その当時で2500円くらいだった。

 出てきたビーフシチューは小鍋に入った具だくさん系。一見したところ、思い描いていたシチューの色と比べ薄い感じ。ちょっと心配になったが、一口食べてそれも氷解。
 コクがあるのに後口はいい絶妙の風味。少し脂身のある肉も軟らかく美味しい。野菜も豆にアスパラガスと豊富だったが、意外といい味出していたのがリンゴ。甘さと酸味が肉とよく合う。

 小さい店だし、今もあるか心配だったが、ネットで調べてみると、まだ健在のよう。いや、健在どころか「正統派オムライスの店」として関西ではかなり有名らしい。そういえば僕が行った時も、後から来たおばあさんがオムライスを注文していた。

 いつになるかは分からないけど、是非もう一度行きたい店です。

グリルかわべ
 京都府京都市中京区御幸町通蛸薬師下ル船屋町 ロイヤルプラザ御幸町1F
 営業時間 12:00~21:00
 定休日 第2・第4木曜(祝日の場合は営業)
 ホットペッパーで情報を見る


 こちらは神戸・洋食屋さんのビーフシチュー



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