早朝のグラバー園

　朝8時、開園直後のグラバー園。

　朝食の時飲んだ2杯の紅茶と寒空を歩き回った影響か少々トイレが近かったのが困ったが。

　とりあえず入場前に入口そばのトイレに入ったら、古くてゲンナリ。こんな感じか、と思っていたが、旧スチイル記念学校内のトイレは新しくきれいだった。

　園内に入ると、2つの動く歩道を通って、もっとも高台にある「旧三菱ドッグハウス」へ

　動く歩道からの眺め。佐世保も坂の町とはいえ、山の頂上付近まで家が密集しているさまは、長崎市ならでわの眺めというもの。

　ドッグハウスそばに「第２入口」ができていた。たぶん前に行った時はなかったような。

　こんなところに入口作ってだれが使うんだろう（かなり高台、住宅地の中にある）とその時は思ったが、平成14年に「グラバースカイロード」という斜行エレベーターができたそうで、そこからはこの入口が便利なのだとか。従来に道より平坦な通りなので、足が不自由な方やお年寄りには使いやすいらしい。今度行った時にはそのルートを使ってみようか。

　いままで何度も訪れたグラバー園だが、この時間帯はまたちょっと雰囲気が違って、清々しい。まだ清掃中だったりするのもご愛敬。

　個人的にグラバー園が「面白いな」と思うのは、境を隔ててすぐそばにごくフツーの民家が軒を連ねていること。非日常な園内と日常的な眺めがすぐそばにあるのがなんだか面白い。

　旧リンガー住宅では、戦前のオペラ歌手「喜波貞子」の常設展が。「マダム・バタフライ」と言えば三浦環があまりに有名だが、ヨーロッパではそれ以上の人気を集めていた歌手なのだとか。歴史に埋もれた巨星といったところか。

蝶は還らず―プリマ・ドンナ喜波貞子を追って

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　グラバー邸は園内のもっとも下の、出口に近いところ。住み心地は微妙そうな（笑）独特の形の建物。

　グラバー邸すぐそばの和風庭園の池には、鯉がすし詰め状態。人間が近づいてくると、逃げるどころかわらわらと寄ってくる。

　池のそばには鯉のえさ（100円）が。はいはいあげますよ。コイツら絶対栄養過多だ（笑）

　長崎伝統芸能館を通って出口。おくんちの龍などが展示してある。大スクリーンでおくん地の映像が流れているが、いったい何年前のだ(笑)　見ていると脳内で「ロマンの銘菓　長崎物語 」のCMのメロディが再生される感じ（長崎県民限定）

　出口の売店はもうオープンしていた。土産を前日買い損ねていたので、助かった。

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　グラバー園
　　ホームページ
　　市電大浦天主堂下電停徒歩3分
　　開園時間　8：00～18：00（夏期・連休中など時間延長）
　　入場料　一般600円