今年90周年を迎える佐世保南部最大のイベント「早岐茶市」。
7日より初市が開始。初めて行ってきた。
JRを利用。佐世保駅は知らぬ間に自動改札となっていた。
早岐駅は手動。会場までしばらくあるが,人通りは明らかに多い。
何故かスナックがやたらと多い早岐の通りを抜けて,会場へ。
早岐瀬戸にそった約300メートルの界隈がメイン会場。道の両脇にテントがはられている。道沿いの普通の家のカーポートなんかも,臨時のお店になってたり。
「茶」と言うが、むしろ磯の香りが濃厚。
店も魚介系,干物なんかを扱うお店が特に多い。
お茶ももちろん多い。場所柄、嬉野、彼杵が多いかな。少数ながら世知原や八女からの出店も
農産物は海産物に比べると少ない。あと意外と多いのが金物,鎌なんかですね。
それにはちみつのお店も何故か多い。陶磁器はほんの数軒程度。GWまでの陶器市が書き入れ時だからな、。
食べ物の露店は,やけに「宮崎肉巻きおにぎり」のお店が多かったが、多分来年は又変わるだろう
金魚すくいの露店は1軒のみ。後で述べる写真展で聞いた話では,昔はもっと多かったらしいけど,今はそんなに流行らないのかな
お客さんも,店の人も年齢層はけっこう高めで,庶民的な雰囲気。
テントの張り方も高齢者志向,というわけではないけど,僕にはちょっと低すぎです。歩いていると首と腰に負担が(^^;
買うものあるかなあ,と思いつつ行ったけど,結局マテ貝の佃煮とか,練り物とか,何故か酒の肴になりそうなものばかり買っていた(^^;
けっこうお客さんたちも真剣なので,冷やかし半分だったからちょっと気後れして買いそこねたものもありましたが。
今年は90周年ということで,会場の一画で写真展があるらしい。
どうやら近くみたいなので,行ってみたが
どうも写真が見当たらない。
実はこの写真展,写真はなく,大型液晶テレビでパワーポイントを用いたスライドショーの上映という形で開催されていた。
明治期からの写真は,一部なんの写真なのか提供者にも分からないものもあったらしい(^^;
明治30年に建てられ,今も健在の早岐駅、戦前,戦後の早岐周辺の商店街の様子やお祭り,イベントの記録,
昭和40年代の水害の時の写真,そして戦前から昭和60年頃の茶市の写真。
昔は離島から舟で乗り付けて,舟の中で寝泊まりしながら市に参加する人もいたとか。現在も五島からの参加者も結構いるようだ。
通りの中ほどくらいに、道の両側だけでなく,中央で出店している人たちがいるが,このあたりがその当時の物々交換がメインだったころの名残を残しているのだとか。
かなりの大作で,全部見てしまったときには1時間近く経過していた(^^; 全部見るのは時間的に大変かもしれないけど,座るスペースもあるので,休憩が寺に利用するのもいいんじゃないかと
あと、写真パネルも代表的なものいくつかでいいから、展示しておいてもいいんじゃないかな,と思いました。その方が足を運びやすそうな気がします。
市に戻る。テレビ局の取材なんかも。後こんなニュースを発見
お茶販売は全体の14% 年1回の情報交換の場 県立大生が早岐茶市調査 9日報告会 物々交換復活も提案 / 西日本新聞
県立大学の文化人類学ゼミで現地調査を行っているそうですが、手作りクッキー持参で物々交換に挑戦した学生さんもいたそうです。
茶市の原型は物々交換。今ではほとんど見られ無くなっているけど,新たな形で復活といったところか。新茶一袋分ゲットしたそうです。やるなあ。
明日9日の午前10時より東部住民センターで研究報告会を行うそうです。
早岐茶市、5月中と6月最初の7,8,9がつく日に行われるとか。今回はうまい具合に金・土・日になったけど,祭日すら移動してしまう現在,曜日より日にちを優先というのはちょっと珍しいかも。
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初市:2010/5/7~5/9
中市:2010/5/17~5/19
後市:2010/5/27~5/29
梅市:2010/6/7~6/9
早岐茶市公式ページ
早岐小学校卒の私にとっては、子供の頃のお楽しみで、お小遣いをいつもよりも少しだけ多くもらって、何を買うか真剣に悩みつつ楽しんだものです。40年くらい前の茶市はそれはそれはにぎわっていましたよ。
今年は週末なんですねー。絶対日にちは変えませんものね。
母の日と重なって行けませんが、梅市くらいには行きたいなと思っています。
昔は今とはケタ違いだったんでしょうね~ 実のところ,最近は町中に直売所があったりするので,茶市でないと買えない,というような品物は減っているんではないか,という気がします。
今後は買い物というより,古き良き時代を忍ばせるイベントとして,残っていくのかなあ~