溝かみ強怪画展

昨年秋に草加家で開催された「重尾の収穫祭」で初めて見た佐世保在住の画家溝上強氏の作品。

草加家「重尾の収穫祭」で買った小さな絵(右)と今回の個展の案内(左)

色彩感覚が面白くてかなり印象に残っていたのだが。

1月12日から14日まで、島瀬美術センター3階で個展が開催。

島瀬美術センター入口

「溝かみ強怪画展 -へ・そ・ま・が・り-」

日曜日に行ってみた

3階のギャラリースペースをすべて使用しており、思ったより作品数も多い。

赤やオレンジなどの強烈な色彩で描かれたアクリル画がメイン。

「怪画」と名乗ってるとおり、カオスで不思議な世界が極彩色で描かれている

そんな中で、入り口そばの女性の絵は寒色系の色調で、他とちょっと毛色が違って逆に印象に残る。

会場左奥はパーティションで区切られ、妖怪をモチーフにした作品が。どこから生まれたのか想像つかないような独特のイマジネーションを感じる作品たちはこの画家の真骨頂か。

不気味なんだけどいくぶん落ち着いた色調の「ひまわりガッパ」が印象に残った。

「ふたこぶラクダ」だったかな? かなりの大作。らくだの中にいろんな題材がパッチワークのように組み込まれた作品。「背負いすぎたカタツムリ」など同系統の作品がいくつかあったが、脈絡無さそうで不思議とひとつの絵としてまとまっているバランス感覚はなにげにすごい。

会場右奥の「人間染め上げ機」などの数作品は余り書き込み過ぎない、いくぶんシンプルで他のとちょっと作風が違うが、ダークな雰囲気がまた違った面白さ。

会場中央辺りに円形に配置された絵画たちがあって、ここに個展案内のポストカードに印刷された作品があった。

十二支シリーズの一つ。「卯」だったのか。全然わからなかった(^^;

ここに十二支シリーズが全て展示されており、大きくアップされ写楽の役者絵のような「申」、キュビズムな「午」なんかが印象に残った。

本日まで開催中とのこと。作品の一部はAble Art CompanyのHPでも公開されている(こちら)が、やはり実物は迫力が違います。時間が合えば是非。

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溝かみ強怪画展 -へ・そ・ま・が・り-
2013/1/12~1/14
島瀬美術センター3階
10:00~18:00(最終日16:00まで)
島瀬美術センター
長崎県佐世保市島瀬町6-22
島瀬バス停徒歩1分
営業時間 10:00~18:00
定休日 火曜日

カテゴリー: 佐世保, 美術館 タグ: パーマリンク

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