佐世保玉屋7階大催場、今回は物産展ではなく、影絵作家藤城清治氏の作品展が開催。
日曜日に行ってみた。
この日と前日土曜日に予定されていた藤城氏のサイン会は体調不良のため中止になってしまったものの、有名画家の作品だけあってなかなかの人混み。
展示即売も行われていて、お金がありそうなお客さんには店員がついて説明してたり。小さめの作品で10万円弱くらいから。
影絵がもちろんメインだが、デッサン画もあるのが興味深い。長崎市の町並みや、軍艦島を描いた作品などが。あと五島の教会群をえがいた作品も印象に残る
陰影のはっきりした影絵作品とは違って、やわらかな筆致が印象的。ちなみにさすがにこちらの販売はない模様。
影絵作品でも少し雰囲気の違うものも。LEDバックライトを使用したものらしい。明るい発色。
爆笑問題太田光の小説「マボロシの鳥」コラボ作品も発見。前に小説も読んでたので(参照)なんだか懐かしかった。
藤城氏の作品を見るのは2003年?に開催されたハウステンボス美術館での展覧会以来、久しぶり。あの時点で80近かったはずだが、10年以上たった後も現役で活躍されているとは、正直なところ当時想像もしなかった(^^;)
東日本大震災をモチーフにした作品もあったが、実際に現地に足を運んでデッサンされたということで、その画に対する執念にはただただ頭が下がる。南三陸町の防災対策庁舎をモチーフとした作品の物悲しくも美しい作品はことのほか印象に残った。
さすがに作品を買うだけの経済的余裕はないので、せめてもの記念にクリアファイルを2枚購入。今回来佐がかなわなかったのは残念だけど、今後も末永い活躍を期待したいです。
佐世保玉屋 7階大催事場