3年ぶりの福岡行、今回も第一目的は太宰府・九州国立博物館の「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」
2012年にフェルメールがやってきて以来(参照:九州国立博物館 ベルリン国立美術館展)
前回は「真珠の首飾りの少女」が目玉でしたが、今回はルノワールの「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)」が看板娘
2010年に大阪で展示があったようなので、フェルメールと比べるとレア度は劣るけど、九州ではおいそれと見れない有名な絵画。金曜日ということもあってか、かなりの賑わいぶり
全64点の作品が展示、印象派密度はかなり高め、有名どころも勢揃いといった感じで、さすが国立博物館といった印象。
「イレーヌ嬢」。博物館にたどり着くまでに延々と見せられたので流し見で済ませようかと思ったが(天神の街なかも行きがけの電車の中も広告この子ばっかなんだもん^^;) 実際みるとさすがは看板娘の貫禄、いや貫禄があったらダメか、清楚で上品な佇まいは思わず立ち止まるだけの魅力にあふれていた。
ちょっと物憂げな視線が大人びた雰囲気だけど、8歳の女の子の肖像画なんですね。広告のコピーは「あなたはきっと恋をする」だけど、さすがに恋しちゃまずいだろ(苦笑) ちなみに個人的に今回の展覧会で一番の推し(作品ではなく)は、ドガの描いた「ピアノの前のカミュ夫人」でした。
印象派の有名どころは一通り揃ってましたが、セザンヌとゴッホはそれぞれ1室設けられるくらいの充実ぶり。
「赤いチョッキの少年」はセザンヌの代表作の一つということだが、個人的には初期の作品「聖アントニウスの誘惑」のインパクトのある表現が印象に残った。ゴッホ作品の中では浮世絵とミレーのキメラの如き「日没を背に種撒く人」が強烈なインパクト
モネの大作「睡蓮の池」がラスト。ちなみ今回の展覧会、イレーヌ嬢とこの睡蓮の池のみは写真撮影可能でした。フラッシュ厳禁、他の観客の映り込み禁止、動画撮影不可などいくつかの制約はあるけど、日本の美術展では珍しい試み。SNS拡散による広告戦略のようですが、福岡の街中広告だらけなのにインスタやツイッターまでイレーヌ嬢で埋め尽くすつもりかと(笑) そういう自分も写真は取りましたが、個人ブログの掲載の可否はチェックしてなかったのでとりあえず載せずにおきます
かわりにお土産で買ったイレーヌ嬢グッズ、一筆箋と、缶の方はチョコレート。まだ食べてないけどゴンチャロフのチョコが入っているみたいです。
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※2018年6月現在のデータです