休みの日、母と炊飯ジャーを買いに行った。ガスで炊くご飯はうまいが、めんどくさい。というか、自分では炊ききれないし。帰りに、豆腐料理専門店『梅の花』でランチを食べてきた。
入口のわかりにくい小さなビルの3階。ランチタイムはいつも満席なので、時間をずらして11時半頃。畳敷きの部屋に通された。
いつの間にかメニューはだいぶ変わっていた。2,3年以上入ってない店に久しぶり行くと、こういうことが多い。具体的には安くなった分、内容がチープになっている。こうしないと価格競争に太刀打ちできないんだろうなあ。
京の梅ランチ(1300円)を注文。母は一番安いすみれランチ(1000円)を。
茶碗蒸しとサラダが先に登場。ランチでも一品ずつ出てくるのはいい。サラダは豆腐がメイン。濃厚できめが細かい。醤油味の和風ドレッシングとよく合う。
しばらくして、アツアツの湯葉揚げが登場。レモンをかけていただく。けっこうもっちりしているが、あっさりした味。横にあるのはがんもか。これもうまい。母の方にはシューマイと揚げ出し豆腐がきた。シューマイを少し味見させて貰う。悪くはないが、こういうのはけっこうどこにでもある。
こちらはご飯ではなく、ドリアが。説明が素っ気なくて分かりづらかったが、和洋折衷のセットとなるらしい。しその風味が和食の店であることを主張している。おいしいが、何もここで食べなくても、という感じ。
むしろ美味しかったのは、田楽。豆腐と思ったら、生麩だった。古くからここのオリジナルの木の芽みそと柚みそが塗ってある。これがもっちり弾力があって美味い。茶碗蒸しの中にもちが入っていて驚いたが、あれももちではなく、生麩だったのかも。
全国チェーンだけに、おそらく料理のほとんどは半調理したものが本部から送られてきているのではないかと思う。だが冷たいものは冷たく、熱いものはアツアツでという基本がしっかり守られているのは好感が持てた。ランチでも、ひとまとめにくるのではなく、一皿ずつくるだけで「次は何かな?」とワクワク感が増す。
ただ、オープンしてすぐの頃は、高級感があってちょっと入りにくい位だったが、今ではもう、だいぶくたびれていた。ちょっと狭いし。足を崩そうと体勢を替えたとき、後ろにいた客にぶつかりそうになった。
それと食器類が今ひとつ垢抜けない。個性的で見た目綺麗な料理が多いだけに、もう少し器にもこだわればさらに映えるのだろうが。
梅の花
佐世保市上京町5-9マリーナパート・3F
ランチ11:00-14:30(OS14:30) 17:00-22:00(OS21:00)
定休日 無休
2005/05/26 嶺岡豆腐と豆乳アイス ~梅の花(2)
2007/05/18 梅の花 新緑ランチ
2009/02/06 梅の花 小梅ランチ
2020/06/18 梅の花佐世保店のお弁当
2020/10/07 梅の花 炙りさんま寿司弁当
2021/03/01 梅の花のテイクアウト ちらし寿司