先週の福岡行き2日目、manu coffee クジラ店でコーヒーを飲んだあとは、西鉄で天神へ
イムズ内「三菱地所アルティアム」で開催中の「田根剛 未来の記憶」を観覧。
アーティストではなく、建築家の作品展。建築にはそこまで興味ないので見に行くかどうか迷ったが、アルティアムの企画だから見る価値はあるんだろうと思って行ってみた。
第1室は冒頭の写真。会場が土足厳禁、ということなのでどういうことかと思ったら、こういうこと。
壁面や床にメモや資料が所狭しと貼り付けてある。こうやって作品のアイデアを生み出しているんだろうか。なんかよくわからないが、現代アートっぽい空間。
第2室はオーソドックスに、歴代の建築作品の紹介。ちなみに第1、第2室は写真撮影可能、隠し撮りしているわけじゃないです^^;)
代表作のエストニア国立博物館や、新国立競技場デザインコンクールでボツになった「古墳スタジアム」の模型、資料も。
軍用滑走路の構造を活かした「エストニア国立博物館」のように、歴史的背景を踏まえつつ大胆な構造をもつ作品、というのが多い印象。現在進行中のプロジェクトも紹介されており、京都に建設中の複合文化施設「10 KYOTO」は興味そそられた。2020年に完成予定らしい。
第3室のみは映像資料のため撮影禁止。3面スクリーンで田根氏の作品を紹介。模型だけではわかりづらいスケールや空気感が伝わって見ごたえありますが、見ていてちょっと酔いそうになった^^; 行儀悪いけど床に座り込んで見学してました。
1989年開業のイムズ、再開発のため2021年度内に営業終了、再開発となるらしい。
自分がイムズに初めて行ったのは確か中学生のころだったから、オープンしてまだ数年のころだったはず。福岡天神の賑わいとスケール感は佐世保玉屋とジャスコが「街」と思ってた佐世保育ちにはインパクトがあったが、とりわけイムズの中央吹き抜けの贅沢な構造、近未来的なガラス張りのエレベーター、当時上層階にあった高級車のショールーム(どこから車入れたんだろ?)はとりわけ衝撃的だった。
先に発表された福岡ビル、天神コア、ビブレの再開発と合わせ、天神地域も一気に景色が変わりそうだが、それにしてもまだ賑わいもあり、経年劣化もほとんど感じず、しかもあれだけの規模の建物をあっさり立て替えてしまう福岡のダイナミックさには毎度のことながら恐れ入る。
三菱地所アルティアムも同時に閉館になるのかな。小粒だけど存在感の際立つミュージアム、どういう形であれ存続してほしいです
会場:三菱地所アルティアム
入場料 一般 400円
※2019年3月現在のデータです
2015/06/01 東欧アニメーションの世界ーポーランド・チェコ・クロアチアー
2018/10/31 バスキアとNYアーティストたち ローランド・ハーゲンバーグ写真展