日曜日、「旅する蚤の市。」へ行く前に、島瀬美術センターのノマドコーヒーでひと休み
この日、ノマドコーヒー横のフリースペースでは「三川内 嘉泉窯の世界」展が最終日。
ということで、ノマドコーヒーで使用されるコーヒーカップも、嘉泉窯のカップオンリー。
今回はネルドリップコーヒーを頂いたが、利用したカップはこれ。
染付だけど伝統的な三川内の柄とはちょっと違う。裏を見ると、銘は嘉泉、ではなく「高田茶屋」
実はこれ、江戸後期、長崎で作られていた「亀山焼」という焼き物の復刻版。わずか50年ほどで途絶えてしまい、「幻の焼き物」と呼ばれるが、子孫が嘉泉窯と協力して「崎陽亀山焼 高田茶屋」のブランド名で復興中、とのこと。
ちょいと濃い目の色合いで文人画っぽい絵柄が特徴。帯の渦巻き模様の中華っぽさが長崎らしい。
ちなみに2週間ほど前に訪れたときのカップはこれ。色絵でぽってりとして一見三川内と思えないカップ。
この「一葉」ブランドの作品は磁器・染付・唐子絵に代表される現在の三川内焼が誕生する以前に焼かれていた古平戸と呼ばれる陶器の素朴なうつわの風合いを再現した磁器製の作品たちらしい。
磁器のなめらかさと陶器の温かみを併せ持つ肌触りがいい。
ちなみに展示内容は、三川内焼の作品と、写真家中倉壮志朗氏の写真で見る三川内焼が展示内容。主役はやはり「ましろ」。滑らかで凛とした白磁の美しさ。ワイングラスのように香りの広がりを考慮したフォルム。
前述の「一葉」の肌触りといい、外観だけでなく、五感に訴えかけるうつわをつくっている窯元さんなんだな、という印象を強くした。
ちなみにノマドコーヒーのアイスコーヒーはこの「ましろ」で提供されている。うつわの肌触り、飲みくちをを試してみたい方は是非。
そういえばこの日はアルカス佐世保の文化ウィークにもノマドコーヒー(ノマド号)出店。いつもは島瀬がスタッフ、ノマド号出店先が店主なのだが、この日はアルカスのノマド号がスタッフ二人で切り盛り。
蚤の市のあと、喉の渇きを癒やしたかったので、アイスカフェラテを飲んできた。
さすがに移動カフェのこちらは三川内焼で提供、とはいかないが^^; 深煎りのノマドブレンドを使ったラテはコクがあり美味。 天気もよくちょうどいい塩梅なそとカフェ日和でした。
佐世保市博物館島瀬美術センター1階フリースペース
佐世保市博物館島瀬美術センター1階
島瀬バス停徒歩1分
営業時間 10:00~18:00
定休日 火曜(休館日)
※印象派展開催中は休みなし
ノマド・コーヒー(Facebookページ)
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