金曜日に喫茶くにまつに行った時、紹介された島瀬美術センターの絵画展
「物語は生まれる 木下央子絵画展」
くにまつで飾ってある絵は木下氏の作品とのこと。もともと市民劇場で働いていた方だそうで、昔から市民劇場主催の舞台のポスターがくにまつに貼ってあるのはそのためなんだとか。
日曜日に美術センターへ。
横目でノマドコーヒー眺め、今日は店主さん不在だな、と思いつつエレベーターへ4階へ。
まだ観覧者も少ない時間帯だったので、木下氏から直接説明を聞くこともできた。
御年80の小柄な女性だが、とてもそうは思えないすごいエネルギッシュな方だ
パステル画がメイン、色の付いた画用紙をキャンバスにした作品が多い。冒頭に展示してあるオレンジ系の画用紙に船を描かれた作品など、単一の色彩の背景に写実的な対象物が描かれているさまはどことなく超現実的な雰囲気がある。
しばらく見ていたらノマドコーヒー店主もやってきた。この日は別の場所で昼からライブということでおやすみ、空いた午前中に鑑賞に来ていたらしい。
見ていると、同じモチーフの作品が数作ずつまとめラていることに気がつく。有田のトンバイ塀をモチーフにした作品だと、まずトンバイ塀を中心にした古い町並みをモチーフにした風景画、それから黒の画用紙にトンバイ塀だけを描かれた作品が数枚、そして完成品となるトンバイ塀とベンチをモチーフとした作品、というように。
見たままをそのまま描いた作品から、描きたい対象物を絞りこみ(ここではトンバイ塀)そこから描こうとする心象風景を明確に一つの物語として完成作に至る、その流れを明らかにするのが今回の展示内容らしい。
前述した色画用紙をキャンバスとして使うことも、ただ表現の一手法というだけでなく、、対象物を絞り込み、物語を明確にするための手段、という一面があるらしい。
一つの作品がどのような過程を経て完成するのか、その流れには興味深いものがあった。美術展など見ているとよく「~の習作」といった一部分だけの作品を見かけるが、単純に対象物を上手に描くための練習、というばかりじゃないんだな。
自分は絵を見るのは好きだが描いたりはしない(と言うか、できない)ため今までどうもそのあたりがピンとこなかったが、勉強になった。
絵画展は本日13日まで開催、とのこと。俳優大滝秀治氏のモデルとした作品も印象深かったです。
鑑賞後はいつものようにノマドコーヒーでひと休み。この日はネルドリップコーヒー。カップは嘉久正だったかな?
10:00~17:30(最終日のみ~17:00)
長崎県佐世保市島瀬町6−22
佐世保市博物館島瀬美術センター1階
※2017年3月現在のデータです
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